先輩からのアドバイス
卒業後の進路・就職|先輩からのアドバイス
内容
本学卒業生を招き先輩方の生の声をきく「先輩アドバイスセミナー」シリーズや、フィールド体験、コラボレーション演習、海外インターンシップ参加者が、それぞれの体験やそれを通して得たことをプレゼンする「学びの交流会」、その他在学生向けの様々なセミナー、他大学・一般の方も参加可能なシンポジウムなども企画・実施しています。
■ 「学びの交流会」とは
自身の体験の振り返りを通して成長につながるだけでなく、他回生の今後の学習意欲につなげ、見通しを持った学びになるよう、学年や体験を超えた互いの交流を積極的に行っています。
■ 学生対象セミナー「先輩アドバイスセミナー」とは
大阪府立大学を卒業され、対人支援領域で活躍している先輩を招いて、セミナーを行います。対人支援領域( 教育、社会福祉、心理、保健医療など) にはさまざまな職場と仕事が
あり、セミナーではバラエティに富んだ立場の方々、身近な先輩やベテランの先輩からお話をお聞きします。ゲストスピーカーである先輩方は、公立学校の教員や、いわゆる「国家Ⅰ種」にチャレンジして文部科学省に入られた方、大学入学当時から夢だった家庭裁判所調査官になられた方、自治体の施策を策定する夢を実現し仕事をしている方と、さまざまです。
■ 参加学生の声
現場で働いている先輩たちがエピソードをまじえて楽しそうに話して下さるのを聞いてすごくモチベーションがあがりました。
先輩からのひとこと H28年春卒業生(学年はH28年春)
公務員を目指しています
地域保健学域教育福祉学類4年 佐藤 薫美子
もともと児童福祉に興味があったのですが、3年生の夏、社会福祉実習で大阪府内の児童相談所に行き、熱心に働く児童福祉司の方々を見てこの仕事を目指そうと決意しました。
教育福祉学類では、教育・福祉の両面から幅広い知識やものの見方を身につけることができます。
また、「先輩アドバイスセミナー」というものがあり、児童相談所や家庭裁判所調査官など、様々な職場で活躍されている先輩方のお話を聞くことができ、こんな働き方があるのだ、こんな仕事が福祉に関係があるんだ、という発見も多く、公務員に限らず自分の将来像を見つけることができます。学生も活発に活動をしている人が多く、良い影響がもらえるので本当に来てよかったな、と思える大学です。
保育士を目指しています
地域保健学域教育福祉学類4年 竹内佳苗
母が保育士だったこともあり、小さいころからなんとなく「保育士になりたい」と思っていました。大学を決める時はたくさん悩みましたが、保育士免許が取れ、福祉や教育など、幅広く学ぶことのできる「教育福祉学類」を選びました。学んでいくうちに、保育現場の現状や職員の大変さもわかるようになり、保育士として働くことの不安も大きくとても悩みました。しかし、保育所や児童発達支援センターの実習で、仕事の大変さだけではなく、子どもたちの可愛い姿にもたくさん触れることができ、子どもたちの成長を見届けられる「保育士」という職業はとても素敵だと改めて感じました。
今は保育所保育士になる事を目指して勉強し、夢を叶えられるように頑張っています。
社会福祉士を目指しています
地域保健学域教育福祉学類4年 鈴木 萌
私が福祉に興味を持ち始めたのは、中学校の社会実習で、高齢者施設を訪れたことがきっかけでした。その後大学での学習を通して、高齢者福祉だけでなく、表面化されない多くの福祉問題があることを知り、障害者福祉や貧困問題など他の分野にも興味を持つようになりました。特定の分野に縛られず、多くの人の支えになれる仕事をしたいと考え、社会福祉士になる道を選ぶことにしました。教育福祉学類では実践形式の学びも多く、実際に社会福祉士となった場合の問題解決の方法を演習で行う授業もあります。「社会福祉士には何が大切か」などを深く考える機会となり、座学だけでは得ることのできない学びを実感しています。
多様な福祉について学ぶことができる教育福祉学類で、あなたも一緒に社会福祉士を目指してみませんか?
社会福祉士を目指しています
地域保健学域教育福祉学類4年 隅谷 朋代
他者を受容できる社会福祉士に
私も「高齢者福祉を学びたい」と入学しました。入学後、授業や実習を通して「社会福祉士」が福祉の現場において重要な存在であること、やりがいのある仕事であることに気付き社会福祉士を志すようになりました。教育福祉学類で学んで一番感じることは、「他者を受容する」という姿勢が自然と身についていたことです。社会福祉士にとって重要なことは、「傾聴」と「受容」の姿勢であると私は考えています。授業や様々なフィールドワークを通して、学びを重ねていくうちに、いつの間にか自分の中で身についていました。専門知識のみならず、社会福祉士にとって必要な「人間性」を学べたことは、自分にとって大きな収穫でした。
スクールソーシャルワーカー(SSW)を目指しています
地域保健学域教育福祉学類4年 甲斐 真歩
私は社会福祉士を目指して入学しましたが、教育福祉学類にはスクールソーシャルワークの第一人者である山野教授がおられることもあり、社会福祉士になるための講義と平行してスクールソーシャルワークの講義も受けるようになりました。また、スクールソーシャルワーカーが生まれたアメリカ・イリノイ州シカゴへのスタディツアーでは、シカゴと日本のスクールソーシャルワークの差異を発見し、日本のスクールソーシャルワークにも長所があることに気付くことができました。今は、児童相談所や児童養護施設の実習を生かし、様々な機関と協力して子どもや保護者の悩みを解決できるようなスクールソーシャルワーカーを目指して勉強しています。
教員を目指しています
地域保健学域教育福祉学類4年 冨士元雄哉
私は「子どもの抱える様々な問題に目を向けられる」そんな教員を目指しています。
日本国憲法第26条では、私たちは能力に応じて等しく教育を受ける権利を有しており、すべての子どもが、学習権を保障されています。でも、本当にすべての子どもが学習権を保障されていると言えるでしょうか?
学校で関わる教員だけでは、貧困など現代の多様化する子どもたちの問題への対応が難しいのが現状です。教育福祉学類では教育と福祉の2つの領域で対応策を考え、多様な職種の人たちが連携することで、一人ひとりの学習権が保障されることを学ぶことができました。
みなさんが教育福祉の問題と対応策を一緒に考えられる仲間になってくれることを願っています。
大学院を目指しています
地域保健学域教育福祉学類4年 畠山尚之
私は高校生の時、「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」から始まるUNESCO憲章前文に感銘を受け、国際理解教育やESD(持続可能な開発のための教育)を学び、将来は日本の教員として活躍したくてこの学類に入学しました。
教育福祉学類で教育についてのみならず、子ども家庭福祉や国際保健のゼミで学んだり、2014年、夏のスタディツアーでカンボジアに行ったりする中で、途上国の教育開発支援に興味を持つようになりました。
現在は、より学びを深めるために大学院を受験予定です。様々な要因で学習権が保障されない世界の子どもたちを、より多く教育に包含しようとするアプローチで世界に平和の砦を築くお手伝いをしたいと考えています。